- とても周囲のことを気にしているんだなあ、と思う。全体の和を重んじる、というのが日本人の精神構造の根っこにあるのは知っているが、若い人も、そのことをかなり強く意識しているのだ。むしろ、空気を読めない人間と思われ、全体からはみ出してしまうのを恐れているんじゃないだろうか、という気すらする。
- 「上からの目線」。若い人は集団の中にいる時、自分がどのランクに見られているのかということをものすごく気にしているのだ。高く見られているのか、低く見られているのかをピリピリして感じ取っていて、ひどく傷ついたり、ムカツイたりしているのだろう。
- 生まれてはじめて幼稚園に入った子が、いろいろ傷つきながら社会性を身につけるようなことを、社会に出たぐらいの若者がピリピリかんじているような、世の中へのおびえを見てしまう。
これは「名言集」に収録。「今どきの若者は……」というたぐいの発言でもないと思う。今の若者はものすごく古代ニッポン人の農村ムラ的精神風土への「先祖帰り」をしているのである。恐ろしいくらいだ。それがいいことだとするのが「ポリティカリーコレクト」なのかも知れないが、マッカーサーが「日本人の精神年齢は12歳」と言い放ったように、あまり国際的にはカッコイイものじゃない。
おいらも前から気になっていた。例えばこんなことも書いた:
日経:「目立ちたくない!」近頃の子供たち……心配、“モヒカン族”頑張れ!
Letter from Yochomachi: 「"KY"から"AKY"へ」(日産自動車相談役名誉会長、小枝至)
2/26 Today 2・26事件(1936)……この幼児性こそが問題だった
Letter from Yochomachi: 麻生太郎の限りなき「軽さ」
NHK/「ホームランを打った気持ちは?」
これは学校教育の問題というよりは、NHKをはじめとするマスコミを動員して「みんな一緒に仲良く楽しく地球にやさしい」とかの文化で国民を洗脳することで、自分たちへの利益誘導を狙う一部の既得権集団が組織的に演出した陰謀なのだろうと思う。洗脳されてしまった若者たちが不憫でならない。
1 件のコメント:
「ニートの海外就職日記」ってご存知ですか?
日本のKaisha文化を思い切りこき下ろすブログです。
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